キャニオニングでの事故防止のためのガイド

最終更新日:2024年5月26日

キャニオニング事故発生の背景と実例

キャニオニングは、自然が生み出した様々な地形を活かしてスリルいっぱいの遊びや冒険を満喫できるアウトドアスポーツです。

緑あふれる渓谷の中、ガイドや仲間達と協力しながらロープを使って沢を降りたり、滝壺へ飛び込んだりと自然を相手に楽しむアクティビティなので、そこには少なからず事故や怪我のリスクが伴います。

実際に過去には数件、キャニオニングに関する事故が報告されています。

  • 2014年栃木県「矢沢の滝」で、ロープを使い渓流下りをしていた1名がコースから外れて滝つぼへ転落、溺死する事故。

  • 2020年栃木県「おしらじの滝」の滝つぼに飛び込んだ2名が溺死する事故。

事故発生の背景にはいくつかの要因が考えられます。

  • ガイドのトレーニング不足・判断ミス

  • ツアー会社の安全対策の不備(装備の準備不足等)

  • 気象の変化

  • 参加者の無謀な行為 等

キャニオニングでの事故を防ぐためにはこれらを理解し、対策を考える必要があります。

もちろんキャニオニングツアー事業者のガイドが安全に注意を払い、状況に応じて参加者に指示を出しますが、事故防止のためには参加者自身の安全意識も大切です。

事故を防ぐキャニオニングツアーの選び方

キャニオニングツアーを選ぶ際に気をつけるポイントは、以下のとおりです。

  • ツアーの引率者が世界キャニオニング委員会(CIC)のガイド資格を有しているか。

  • レスキューや救命などの資格を持つガイドが同行してくれるか。

  • コースの点検や、ガイドのトレーニングを行うなど安全面への配慮がされているか。

CICのガイド資格は合格率約40%と合格基準がとても厳しいことで有名な国際資格であり、国内での資格保有者は現在20名程度となっています。

残念ながら今の日本には、ガイドに関する法律や規制が無いため誰でも簡単に「ガイド」を名乗れるのが現状です。

楽しげなキャニオニングの広告に惹かれて安易にツアーを決定するのではなく、しっかりとガイドのプロフィール(資格の有無)や会社の安全対策について確認してからツアーを決定する事が大切です。

関連ページ:国内のキャニオニング事情

専門ガイドに学ぶ事故防止のポイント

ツアー選びの他にも、参加者の安全に対する意識が事故防止に繋がります!

1. 体調管理をしっかり行う

キャニオニングは万全の体調で参加することがとても重要です。

寝不足、二日酔いなどにならないよう前日からコンディションを整え、暴飲暴食にも気をつけましょう。

また、当日発熱している場合や、他のアクティビティなどですでにケガをしている際には参加をキャンセルする判断も大切です。

また、当日どんなに体調が良くても妊娠中の方や飲酒している方の参加はできません。

2. ガイドの指示に従う

当たり前ですが、出発前からの説明を含めてガイドの指示をしっかり聞く、正しく装備を着用する、自分勝手な行為を慎む、という事が事故を未然に防ぐことに繋がります。

たとえ何度も参加経験があり、慣れていたとしても常に「リスク」を意識しながら、無茶な行動はしないようにしましょう。

開放感から思いっきりはしゃぎたい気持ちもわかりますが、キャニオニングは危険と隣り合わせのアクティビティです。

メリハリを付けて行動するということが大切ですね!

参加者の安全を守る規則と設備

悪天候時は安全を確保することが難しいため、キャニオニングができません。

台風や大雨の後などは、たとえ晴れであっても川が増水していて危険なケースもあります。

そのためツアーの規則に悪天候時の対応について規定(中止、又は日程変更)のあるツアーを選ぶことがおすすめです。

天候の影響による中止の場合、参加費の支払いはどうなるのか、事前に確認しておくようにしましょう。(一般的に、天候による中止の場合は参加者の費用負担はありません。)

また、安全にキャニオニングに参加するための装備にはライフジャケットやヘルメットなどが欠かせません。

こちらも運営会社でレンタルできることが一般的ですが、実際にどのようなものがレンタルできるのか必ず確認するようにしましょう。

粗悪な装備は破損するリスクが高いため、装備ひとつひとつにもポリシーを持って、安全性の高いプロ仕様を採用している運営会社は信頼できるといえます。

ツアー事業者の安全対策と事故時の対応

キャニオニングツアー事業者は様々な安全対策を行っています。

  • 当日の天候、水量レベル、気象警報の有無の判断

  • 参加者に対しての適切な装備の着用指示、テクニックの指導

  • ガイドと参加者の適切な比率の確保

  • 救急対応の訓練を受けたガイドの同行 など

万が一、事故が発生した際はガイドが迅速に救助対応をし、状況に応じて緊急サービスを呼びます。

また、安全意識の高いツアー事業者では定期的にガイドのロープワークやレスキュー等のトレーニングを実施しており、質の高いキャニオニングができるよう日々訓練しています。

キャニオニング事故に学ぶ教訓

キャニオニングの事故から学ぶ最も重要な教訓は、「参加者自身が安全に対する意識を持つ」ということです。

具体的には、

  • 信頼のおけるツアー会社を選ぶ

  • ガイドの指示にきちんと従う

  • 体調管理に気を付ける などです。

また、スリルが魅力のキャニオニングですが、時には滝つぼへの飛び込みやスライダーがどうしても怖い場合もあるかもしれません。

勇気を出してチャレンジする気持ちはもちろん素晴らしいですが、時には無理をせずに「自然の中に居る」ということをゆったり楽しむだけでも良いのです!

自身の安全を第一に、たくさんの遊びを楽しみましょう!

まとめ

キャニオニングは渓谷の自然を思い切り楽しめる、魅力あふれるアクティビティです。

そんなキャニオニングでの事故や怪我を未然に防ぐためには、

  • 信頼のおけるツアー会社を選ぶ

  • ガイドの指示にきちんと従う

  • 体調管理に気を付ける

    ということが大切です。

安全面にしっかりと配慮されたキャニオニングツアーは初心者でも安心して参加することができます。

頼りになるガイドと共に、迫力いっぱいの大冒険にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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